効果的に宿題を出すためのコツを紹介.
まず,その日の授業内で「やってきた宿題をチェックする」という時間をとる.
もちろん,時間があいてしまうことで
前に解いた問題がふと解けるにようになる,とか,
その時は分からなかったけど新しい目で見ると間違いに気づく,
という考えもあり.
実際そうしてみて,生徒さんがそうした気づきをしているようなら
少し時間をあけてもよいでしょう.
ただ,特に小中学生くらいまでの生徒さんの場合,
記憶の新しいうちに,やった方がよい.
1週間おくれると,もう,本人は
「できてたかな?どうかな?」
という気持ちが維持できないから.
こちらがいったん持ち帰って,採点をして返すのだと,
ちょっとした計算ミスなどの
「直し」がおっくうに感じられるから.
おそらく,彼らにとっては「直し」だけやらされている,
というように感じられるのでは?
十のうち二を不正解でしたと指摘するのは逆効果です.
十のうち八も正解しているのを強調したいので,
「○,○,○,すごいね〜,おっと,つぎのはおしい!」
のようにその場で採点してあげると,
本人に「直し」をうながしやすいから.
前向きな気持ちでないと人は失敗に向き合えないもの.