個別指導塾「よむかくはじく」は竹下外山家庭教師事務所によって運営されています.
WISC-Ⅳの各下位検査の結果は、次の4種のグループに分けられます。
「VCI言語理解」、「PRI知覚推理」、「WMIワーキングメモリー」「PSI処理速度」
PSIはその名からもわかるように、情報を処理するスピードが関係しています。
こちらの3つがPSIの下位検査です。
・「符号」
・「記号探し」
・(「絵の抹消」)
・( )内は補助検査です。
例えば、1000-98-450
などと、頭の中でだいたいのおつりを計算したり。
また、学校での集団授業で、今やっている問題は何ページのどこにあるか?をさがす。あるいは、板書を取る際にできるだけ正確にすばやく書き写す。…などなどいくらでもでてきます。深い思考を要するのではないけれど、安定してとぎれなく作業にあたることが要されるような活動ですね。
スピードの差の背景には何があるか?次の2つが関わっているかとおもいます。
ひとつには、必要な情報に無理なくフォーカスできる(必要ではない情報を無視できるとも言えます)。つまり、フォーカスのコントロールですね。
もうひとつは、フォーカスできたら一定の間その注意を持続できること。
「問題の意味も理解できるし、正答できる力もある。なのに、注意の不足ゆえにテストだとなかなか成果が出せない」
「どうも集団授業だと、注意が散漫に…」などの、勉強面でのよくあるお悩みとも結びついていきます。
必要な情報にフォーカス→注意を持続。テストも集団授業も、このスキルが必要です。逆に、これに乏しいと不利なのだ、といえそうです。