個別指導塾「よむかくはじく」は竹下外山家庭教師事務所によって運営されています.
「行列推理」はPRI(知覚推理)の下位検査です。
知覚推理とは、
「行列推理」は、
キーワードにあります、「法則性」を見つけること。この下位検査がはかっているのは、あるものとあるものの「関係性」を抽出できる、導き出せる力なのですね。理数系では全般に関わるスキルかと思います。
一見なんの関係もないものの間にあるパターンを見いだす。数学で勉強する数列がまさにそうですね。ここでは、問いによってパターンは変化します。ですので、柔軟に多様な角度からものをとらえられるか、という力も必要になります。すでに持っている知識を問うているわけではないのですね。
以上をまとめると
・視覚的な情報を正確にとらえられる
・あるものとあるものの関係性やパターンを見つけられる
・「もし○○ならば…であるはず」のような仮説的な思考をできる
・まぎらわしい選択肢を衝動的に選択しないように十分自己コントロールができる
教材とのマッチングは次のようになります。
フォイヤーシュタインのFIEプログラム→点群の組織化、比較、空間定位、数列
IE-Basic→グループ
IE-Basicのグループは、「行列推理」の非言語的抽象課題と同じく「数」「色」「形」を扱っており、スモールステップの教材です。
ところで、WISC-Ⅳにおいては、正答だと考えられるものを選んでもらうだけで良いです。もし、「なぜそれを選んだのか?」の根拠をききとれるならば、さらに詳しいアセスメントができるかもしれません。