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WISC-Ⅳの下位検査 〜類似〜,発達障害や知的障害の不安をお持ちの方も。新宿四谷にある個別指導塾「よむかくはじく」

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WISC-Ⅳの下位検査 〜類似〜

「類似」はVCI(言語理解)の下位検査です。

言語理解とは、

  • 「言語的な情報や、自分自身が持つ言語的な知識を状況に合わせて応用する能力」

「類似」は、

  • 「共通の概念を持つ2つのことばを聞いて、どのように似ているかを答える課題」

です。共通点を問うことで、論理的でカテゴリー的な思考力をはかります。

例:バナナとリンゴの共通点は?に対して、

「果物」→ずばり。正答。

「食べ物」との答え。→ちょっと広めでしょうか。これも正答となっている。

「食べ物」というカテゴリーには多くの要素が含まれていますね。「食べ物」という一段階上位の概念のサブカテゴリーが「パン(主食)」「肉」「魚」「野菜」「果物」なのです。

「実の色」との答え。 →バナナ、リンゴのうちのある一部分についての共通点となっている。

こちらは逆に、細かい部分に注目しすぎています。「実が白い」、つまり、「中身が白いもの」という分類をすると…
“バナナ、リンゴ、お米、厚揚げ、なし…” あれれ?うまく整理できません。

シンプルながら、なかなか深い!検査です。

「類似」で言われている共通点とはすなわち、上位概念の事なのですね。カテゴリー的な思考ができるから、言語的なスキルを獲得できるのか、あるいは、言語的なスキルが発達することでカテゴリー的な思考が可能になるのか…。以下に、「類似」と関わっているスキルをあげます。

・活発に、自発的に比較活動を行える
・概念のレベルをそろえたり、上位の概念、又は、下位の概念との関係を理解できる
・知識、語彙の豊富さ

これらのスキルは、いわゆる理解力や読解力にもつながっていると思います。学習活動において教科にかかわらず必要です。書かれた内容の読解が、教科学習の大部分のウェイトをしめているからです。

この検査では、「共通点」を答えてもらうのみなので、初歩的な比較のスキルがあれば良いようです。一方、フォイヤーシュタインのFIEプログラム「比較」の教材では、「共通点」と「相違点」の両方を答えてもらいます。ぐぐっとレベルがあがり、より頭を使ってもらうようになっています。

フォイヤーシュタインのFIEプログラム「比較」は、言語能力全般の向上を希望される場合に、特におすすめできます。