読めるのはなぜ読める…?読解力の中身,発達障害や知的障害の不安をお持ちの方も。四谷にある個別指導塾「よむかくはじく」

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読めるのはなぜ読める…?読解力の中身

先日受講した特別支援教育士養成セミナーの「読む・書くの指導」にて講師の小林マヤ先生のお話からです。読解力に関するお話。

読めるのはなぜ読めるのか?と考えるとなぜ読めないのかが分かりやすくなりました。

・使用頻度
・単語の認識(意味を知っている)
・文法が分かる
・背景知識の導入
実際に知らない、経験がないために使えないケースです。iPadで代用してあげると良い。しかし…知っていても自発的に使えない、気づけないケースもある。例えば、蝶の成長を学習してカエルの成長がわかるかというと、関連付けないから分からない。

・マルチタスクの能力
・身を置いている世界、語彙の距離
自分自身を振り返ると、第一に身につけたのは小さい頃に面倒をみてくれていた祖父母の話す方言でした。所属しているコミュニティではほとんど使われることのない標準的な日本語の使用法に本格的に触れたのは小学校に入ってからでしたね…

読解力を観察する時に気をつけたいこと。

・語彙が分かれば理解できる。とは限らないので注意を。
・読めていない子は文法が抜け落ちる。文を書いたときに短い文になるので分かる。話し言葉では見えてこない。

ハイパーレクシアについて。

・言葉や文字へのこだわりや執着。
・音読できても読解はできていない。自閉症スペクトラム児によく見られる